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【難度A】演習1〜京都大学・1989年(後期)〜

2020年8月25日

はじめに

格子点が絡んだ京大の難問&良問です.

90年代の京都大学後期はなかなか難問・良問揃いなので当サイトでもたくさん扱っていきます.

 

今回の問題は,難易度Sです.

 

ますプラの問題演習では,独自でつけた難易度でタグ付け,さらに東大と京大は別でタグ付けをしてあります.見直す際に利用してください.

難易度は以下のようにざっくりと3つに分けています.

  • S:特別な知識や熟考が必要なもの(入試では解けなくても問題なし!)
  • A:難問(解けるとアドバンテージ)
  • B:典型問題(解けなければディスアドバンテージ)

これは主観的な評価で,大まかな分類だと思っておいてくださいね.

今回の問題

問題

座標平面において,$x$座標,$y$座標がともに整数である点を格子点と呼ぶ.$4$つの格子点$\small \mathrm{O}(0,\,0),\,\mathrm{A}(a,\,b),\,\mathrm{B}(a,\,b+1),\,\mathrm{C}(0,\,1)$を考える.ただし,$a,\,b$は正の整数で,その最大公約数は$1$である.

(1) 平行四辺形OABCの内部(辺,頂点は含めない)に格子点はいくつあるか.

(2) (1)の格子点全体を$\mathrm{P}_1,\,\mathrm{P}_2,\,\cdots,\,\mathrm{P}_t$とするとき,$\triangle\mathrm{OP}_i\mathrm{A}\ (i=1,\,2,\,\cdots,\,t)$の面積のうちの最小値を求めよ.

考え方・解答解説は次ページ

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