もくじ
解答解説
問題
平面上に点Oを中心とする半径1の円
東大は比較的空間図形の出題が多いです.受験する上で必ず対策をしておくべき範囲でしょう.
空間に限らず,図形問題では
- 解析的手法→ベクトル,(成分を導入して)座標
- 幾何的手法
というアプローチを考えるんでした.
平面だと,ベクトルと座標の間として複素数平面(極座標的な立ち位置)も考慮します.
本問は空間ですから,幾何的に考えるとすると断面や射影をとることで二次元に落とす必要があります.
円や
ベクトルを用いても構わないのですが,まずどのようなベクトルを取ってくるか少し迷いどころ.
空間内の直線は方向ベクトルを用いたパラメータ表示で表す,という原則通りに
次に最小値に関してです.はじめに考えるべきは図形の自由度,つまり実質的に幾つの変数が図形を決めているか?ということでしょう.
直線上と円上を独立に動く2点の距離なので,当然2変数関数が出てきます.この程度なら処理できるでしょうか.
また最大最小の記事でお話ししますが,正攻法で扱うのであれば1文字固定で1変数関数として値域を考えにいきます.
解答
空間座標において,円
ここで,二点P,Q間の距離
と表せる。
i)
ii)
以上より,求める最小値は,